こんにちは、宮崎です。
「 ” シャンプーは毎日しないほうが良い " っていう情報があるけど、どうして?」
っていう質問をいただくことがあります。
この質問の答えを考えた時、以前は「どっちの言い分もあるなー」って思ってましたが、今は明確な答えと説明を持てるようになりました。
答えは、、、
シャンプーは毎日してください!ただし、、、条件があります。
という感じです。
その条件について説明しますね。
少しややこしいですが、とても重要なので我慢してお付き合いください。
我慢出来ないという方、下の方の結論まで飛ばしてもいいですが、その後、これからお伝えすることを読み返してほしいな〜と思います。
ではまず、毎日した方が良い理由は、、、
単純です。清潔の方が良いからです。
毛穴が詰まることは良いはずがありません。
また、毛穴を詰まらせるものは皮脂が空気に触れて酸化して固まったもの(酸化脂質)です。
酸化脂質はシャンプーでは取れなくなってしまうので、蓄積させない方が良いです。
そして、24時間も放置すれば皮脂は十分酸化しますので、毎日洗った方が良いというわけです。
次に、洗わない方が良い理由は、、、
洗浄することで、頭皮や髪に負担をかけるということです。
もう少し具体的に言いますと、
負担というのは、洗浄成分の刺激で、細胞を傷つけたり、よくない成分を経皮吸収してしまうということです。
ほとんどの場合、洗浄成分は界面活性剤を使うことになるのですが、その界面活性剤が体に良くないという意見からくるものです。
これについて調べてみると、確かに界面活性剤の影響は医学的な論文にもなっていて、アレルギーや皮膚トラブルの原因だと裏付けられています。
この二つの観点は、「清潔VS健康」というどっちを取るか?
という個人的な信念や価値観に関わる問題となってました。
この問題の本質は、安全に清潔にする方法があれば解決するということだと思います。
そこで、界面活性剤は全て悪いものなのか?という点を調べたところ、これも一概にそうではない事実があります。
確実に悪いとされているものは、
・硫酸系(りゅうさんけい)界面活性剤
・アミノ酸系界面活性剤
(*ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNaは除く)
は、肌細胞を破壊し、髪のタンパク変性を起こすことがわかっています。
世の中で販売されているシャンプーはこのどれかなので、毎日シャンプーしてはいけない説は正しいとも言えます。
特にアミノ酸系は硫酸系の2倍肌細胞を壊すので、宣伝の文句とは違っていることもあり、不信感もありますね。
安全な界面活性剤もあります。
先ほど出てきた
・ココイルメチルタウリンNa
・ラウロイルメチルタウリンNa
のアミノ酸系
・石鹸系
・酢酸系(さくさん)のラウレスー3酢酸
*ラウレスという言葉がついた成分は全て硫酸系で危険だという情報もありますが、それは間違い。
ラウレスという言葉は分子構造の形を表すだけであり、硫酸系に多いことから誤解されています。
この4つです。
これらは、肌細胞も壊さず、タンパク変性も起こさないことが確認されています。
タンパク変性というのは、髪自体がタンパク質でできていますので、それが変性するということは、ざっくりいうと、パサついたりゴワゴワしたりするということです。
では、なぜこれらの安全な成分を一般的に使わないのか?という点ですが、こういった事実がありました。
・タウリンNaは安全だけど泡立たないから商品化しづらい
・石鹸系は、髪がきしむ
・酢酸系は、特許成分のため使用するのに費用がかかる
といった感じのようです。
余談ですが、
石鹸は肌への負担が少ないのですが、汚れを吸着した際の石鹸カスは分解されず地球汚染につながるという論文もあります。
また、石鹸で洗った時のきしみやキュキュッとした質感は、石鹸カスが付着することでも起きるようで、それが皮脂や体温に反応してベタつきに変わるそうです。
ということで、安全な界面活性剤は存在するので、それを使って洗浄すれば、毎日シャンプーすることは問題なくなります。
結論としては、、、
毎日シャンプーした方が良いので、安全な界面活性剤を使ってシャンプーしてください!
ということが、僕の答えです。
このことは、髪のシャンプーだけでなく、肌も体も口の中も同じようなことが言えます。
いつまでも健康的で美しく若くいるためには、洗浄と安全性を両立することが大切ですね。
もちろん、サロンで使用しているシャンプーは安全な界面活性剤を使用したものなので安心してくださいね。
顔も体も洗えるくらいですし、24時間付きっぱなしでも大丈夫だというパッチテストもされたものですから。
ちなみに、スタッフ全員、シャンプーで毎日洗顔しています。
P.S.
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